≪青年部憲法学習会≫
10月12日、福岡県労連青年部主催で「明日を変えたい！だから憲法は変えない。」と題して、憲法学習会が開催されました。講師は、福岡南法律事務所の國嶋洋伸弁護士にお願いしました。
講演ではまず、「憲法を守ろう」というと現状を変えない保守的な考え方というふうに捉えられることがありますが、そうではなくて社会を変えるために憲法を変えないで生かす政治にすることが大事なんじゃないかなということをみなさんと考えたいと思いますとの話がありました。
続いて、憲法は空気のようなもので、日常で意識されることはないがそれでいい。空気があるなと感じるようになったらそれはもう肺が苦しくなってダメになった状態なのと同じで、憲法があるなと感じるということはだいぶ危ないということで、いまそうなりつつあるという話があり、自民党の改憲4項目の問題点について解説がありました。最後に安全保障をどうするかは国民の総意で決めることであり、不安な時代だからこそ未来を語り合い、権力の暴走を抑え、戦争当事国にならないためにひとりひとりが努力をすることが大事とのメッセージがありました。その後、質疑応答で「ウクライナ情勢から武力強化は当たり前という意見があるがどうしたらいいか」との質問がありました。この質問に対してはまずは相手の主張を受け止め、そのうえで武力による抑止は危険を高めるだけということを丁寧に対話し、理解を深めるととという回答がありました。
この学習については下のURLより視聴ができます。ぜひ多くの方にご覧いただければと思います。
