ささやかな彩りになることを願って

 7月5日に発生した九州北部豪雨に伴う支援活動は、8月20日に朝倉市原鶴温泉に設置した救援共同センターを中心に、ボランティアは17都府県から1066人の参加にのぼりました。(2017年末)
屋外活動への参加は702人が参加し、訪問活動に270人が1530軒を訪問し、410人からアンケートが寄せられています。また、行政や社会福祉協議会の活動では支援の手が届かない被災者の方々の声に応え、毎週市役所でおこなわれているボランティア情報共有会議にも参加して他団体との協力・共同を進め、農地の泥だしや被災家屋の片付けなどにも全力を挙げました。
12月20日には、朝倉市と東峰村の仮設住宅と小中学校などを訪問して「ちひろカレンダー」の贈呈をおこないました。
  12月20日、福岡県労連は福岡県原水協と協同で、朝倉市と東峰村の小・中学校や仮設住宅にちひろカレンダー350部を贈呈する活動を行いました。訪問活動は、2組10人で行い、仮設住宅でカレンダーの配布とあわせて現在、困っていることなどがないか現状の生活を尋ねました。
東峰村の仮設住宅自治会の方は、一番心配していることは老人の孤独死だと話します。高齢者のひとり暮らしも多く、安否確認に住宅の皆さんで努力しています。交通機関が不便で、バスは1日6便しかなく、一つ逃せば2~3時間待つこともあるそうです。仮設住宅のすぐ横にある、日田彦山線は運休中で復旧の目途さえたたず、住民の足に大きく影響しており、地域の孤立化が深刻になっています。また、自宅の復旧も出来ず、2年間の仮設生活の期限から先の見通しが立たないことに不安を感じている声もありました。仮設住宅の生活の中で、ちひろカレンダーがささやかな彩りとなってくれればと願うばかりです。
  東峰村の小中一環校である東峰学園の訪問では、生徒会長、校長先生、教頭先生から歓迎を受け、カレンダーを受け取った生徒会長は、明るく元気に感謝を述べました。夏休みを前倒しし、学校が生徒を預かる学童保育の代わりを果たしたことで保護者も安心して後片付けに専念できたそうです。
 九州豪雨災害から6カ月が経ち、西日本新聞社による仮設住宅住民アンケートでは6割の人が集落に戻りたいと希望している反面、先行きの見通しが立たない人が7割にも上り、今後の暮らしに不安を抱えたままの年越しとなっています。自治体と地域住民の力だけでなく国の大幅な支援が求められています。